東京オリンピック・パラリンピックのPR局・記念局について(JARL現執行部への要望)

東京オリンピック及びパラリンピックが延期され、過日(2020年3月30日)、延期後の日程が発表されました。

オリンピック :2021年7月23日から8月8日まで
パラリンピック:2021年8月24日から9月5日まで

延期の結果、準備期間が得られたことから、改革派/改革集団は、一般社団法人日本アマチュア無線連盟の現執行部(髙尾義則会長、日野岳充専務理事)に対し、以下の措置を直ちにとることを求めます。

1 現在、PR局のコールサインは「8J#OLYMPIC」、記念局のコールサインは「JA1TOKYO」が予定されているが、いずれも長過ぎる。過去のオリンピック・パラリンピックで開設された記念局で、このように冗長なコールサインのものは見当たらない(末尾の参考資料参照)。そこで、コールサインを短いものに変更すること。

合わせて、改革派/改革集団は、全てのアマチュア局に対し、PR局及び記念局のコールサイン案を募集します。Twitterにおいて、ハッシュタグ「#newcallsign2020」を付けてツイートして頂くか、この記事にコメントとして入力していただくか、jarl201906@gmail.comまでメールでお寄せください。頂いた案は、後日、取りまとめて公表します。

2 最近のコンディション低下を考慮し、特に海外局に電波を届けるため、PR局、記念局共に、kW局を重点的に募集すること。

3 記念局は、西東京市に1局のみを開設するのではなく、各地において開設を希望する団体を募る「HQ方式」を採用すること。

4 全国10エリアに開設される予定のPR局については、新型コロナウイルスの状況をにらみつつ、可能な限り、開催1年前の2020年7月23日に運用を開始できるよう、早急に準備を再開すること(なお、長野オリンピックの事前PR局「8J0OGN」は、開会の1年半以上前から運用を行っていました。)。

なお、現執行部は、オリンピック・パラリンピックに関連するPR局・記念局の準備が遅すぎました。改革派/改革集団に属する理事は、2年も前から、現執行部に対し、早急に準備に着手するよう求めていたのにもかかわらず、現執行部が本格的に準備を始めたのは去年になってから、PR局・記念局の概要ができあがったのは本年に入ってからでした。そのため、PR局を実際に運用する各エリアに大きな混乱が生じています。現執行部には、猛省とともに、上記に直ちに着手することを求めます。

JARL改革派/改革集団

【参考資料:過去のオリンピックに関する記念局のコールサイン一覧】

・1984 ロサンゼルス
 NG84O
 https://www.qsl.net/ve9wgs/sports.htm

・1988   カルガリー

・1988   ソウル
 6K24SO・6K88BYC・6K88SO
 http://www.katch.ne.jp/~antena/karlspecialcall.html

・1992   アルベールビル

・1992 バルセロナ
 EG92G・EH92G
 https://www.qsl.net/ve9wgs/sports.htm

 1992 立候補 Birmingham
 GB6OC
 https://www.qsl.net/ve9wgs/sports.htm

・1994 リレハンメル

・1996 アトランタ
 エリアナンバー96
 https://en.wikipedia.org/wiki/Amateur_radio_operating_award

・1998 長野
 8J0OGN(事前PR)
 http://www.asahi-net.or.jp/~la9m-kb/8j0ogn.html
 8N0WOG(オリンピック本番)
 8J0WPG(パラリンピック本番)

・2000 シドニー
 特別プリフィクスAX

・2002 ソルトレーク
 W19OG・W7U
 http://hamgallery.com/qsl/country/USA/Utah/w7u.htm
 https://www.qsl.net/ve9wgs/sports.htm

・2004 アテネ
 SX1A・SX2A・SX3A・SX4A・SX5A・SX6A・SX7A・SX8A・SX9A
 特別プリフィクスSX2004・SY2004
 https://www.qsl.net/sv2ngct/sx_e.htm
 http://www.page.sannet.ne.jp/ja3aaw/Athens_Olympic-2004.htm

・2006 トリノ
 パラリンピックII1D・II1TPG
 https://www.jarl.org/Japanese/8_World/8-4_info/fromdx2006.htm

・2008 北京
 BT1OB・BT1OJ・BT1OH・BT1OY・BT1ON
 http://www.dx-info.de/show_dxdetail.php?id=1992&call=BT1ON

・2010 バンクーバー
 VE7XS
 https://www.rac.ca/special-event-callsigns/

・2012 ロンドン
 2O12L・2O12W
 http://rsgb.org/main/files/2013/05/Commonwealth-Games_Spectrum-Planning_-RSGB-Response.pdf
 https://www.frequencycast.co.uk/2o12lcallsign.html

・2014 ソチ
 R2014$
 https://forums.qrz.com/index.php?threads/the-special-callsign-of-the-winter-olympic-and-paralympic-games-2014.418606/

・2016 リオデジャネイロ
 ZZ2016RIO・ZV2016RIO
 https://www.hamlife.jp/2016/08/09/zz2016rio-r31rio/

・2018 平昌
 DT23WOP・HL0WOP
 https://www.hamlife.jp/2018/01/10/dt23wop-hl0wop/

(2020-04-03 記)

「JARL会員ファーストの会」の公約を検証する

「JARL会員ファーストの会」というグループのサイトが公開されました。JG1KTC 髙尾義則氏(現JARL会長)と、同氏を支持する方たちのグループです。

https://jarl-senkyo.wixsite.com/first

会員ファーストの会は、「6つのお約束」と「ご支援のお願い」(全体公約)を掲げています。すでに JR3QHQ 田中透理事がほぼ論破しているところですが、改革派/改革集団としても検討を加えてみます。

昨年(2019年)12月に、改革派/改革集団は、統一公約「JARL6策」を公表していますので、会員ファーストの会も、これを検討の上でサイトを立ち上げられたに違いありません。そこで、会員ファーストの会の「6つのお約束」を、改革派/改革集団の「JARL6策」と比較してみると、だいたいこんな感じでしょうか。はっきり言って良く似ています。対抗意識が感じられます。

改革派/改革集団の
「JARL6策」
会員ファーストの会の
「6つのお約束」
未来① アマチュア無線による社会貢献を推進します。
未来② 次世代を育成します。③引き続き次世代を担う若年層会員の育成を継続します
未来③ アマチュア無線の規制緩和に尽力します。④引き続きアマチュア無線の規制緩和に尽力します
約束① 温かく血の通った人間味のある連盟運営を実施します。
約束② JARLを次の世代につなぎます。①将来に存続する責任あるJARL運営を遂行します
⑤会員皆様第一の財政改善に努めます
約束③ ルールを守った連盟運営と可視化を実施します。⑥秩序ある組織運営を継続します
②会員皆様の更なる満足度の向上に努めます

政策提言能力

改革派/改革集団の「JARL6策」は、それぞれの項目に対する具体的な提言を列挙しています。例えば、①社会貢献については、この度導入される資格を持たない人による運用体験、災害時の情報伝達体制支援、JARL外の各種行事・イベントに参画してのアマチュア無線の存在価値のアピール等です。

これに対し、会員ファーストの会の「6つのお約束」は、各項目の具体化内容が示されていないので、何を「約束」していただているのかよく分かりません。

これは、両陣営の、総合的な政策提言能力の差を示すものと考えます。

次世代の育成

次世代の育成は、両陣営が共通して掲げており、「JARL6策」は、カムバックハムへの情報提供、学校・博物館・ボーイスカウト等におけるクラブ局の再開局、ニューカマーに特化したイベント等、具体策を提言しています。

他方、会員ファーストの会のサイトから具体的に読み取れるのは、「WAKAMONOイベント」くらいです。髙尾会長肝いりのイベントですが、アマチュア無線界の外に参加募集をかけているわけでもなく、参加者は保護者等を含めて200名程度とのことです。また、小学校低学年向けのコンテンツはすでに小学校高学年には通用せず、中高生にも別のコンテンツを用意する必要があります。「22歳未満」全員をまとめて対象にするイベントなどどだい無理なのです。結局のところ、「WAKAMONOイベント」は、「無線をダシにして大人が子供と遊んでもらうイベント」になってしまっています。無意味とは申しませんが、もう少しやり方を変えなければいけないと改革派/改革集団は考えています。

アマチュア無線の規制緩和

髙尾会長が要望書を「総務省電波部長に直接」提出したことが、また、書かれていますが、その実態については、改革派/改革集団メンバーがすでに明らかにしています( JR3QHQ 田中透理事による理事会報告7K1BIB 山内貴博・関東社員候補者による「髙尾会長の総務省宛「要望書」に関する虚実」)。また、2019年9月の理事会で、大矢理事が提案された「総務省の要望書の提出に関する規程」案に対し、会員ファーストの会に属する理事らがこぞって反対し廃案に持ち込みました。そのように反対した理由は、会員ファーストの会のサイトにも、書かれていませんでした。

これに対し、改革派/改革集団には、総務省のパブリックコメントに対し積極的に意見を提出しているメンバーが複数います。2019年8月には、メンバーが共同で、「周波数再編アクションプラン(案)」に対し統一意見を提出しました

また、この度、「資格を持たない人による無線局の操作」(「体験臨時局」)が認められますが、これは、JR3QHQ 田中透理事の尽力によるところが大きいのです。田中理事は、関西地方本部において、体験臨時局を積極的に活用していくことをすでに具体的に宣言しています。会員ファーストの会が支持する現執行部は、体験臨時局構想をまともに取り合ってこなかったにもかかわらず、いざ実現に至るや、「髙尾会長の要望書のおかげである」と主張しているのです。

改革派/改革集団にJARLの運営をお任せ頂ければ、JARLの名義で、アマチュア無線家のご意見を伺いながら、アマチュア無線に関する法規制の改善に向けて真剣に活動していきます。

温かく血の通った人間味のある連盟運営

「JARL6策」は、この項目で、社員総会や理事会では強行採決はしないこと、地方本部・支部のイベントの支援、会長の地方行事への参加の抑制、会員に対するアンケートの実施、ハムフェアの見直し、障がいを持つ無線家への支援など、JARLという組織内の活動を円滑にする施策を、具体的に提示しています。

会員ファーストの会のサイトには、これに対する見解は書かれていません。「JARL6策」の方が先に公表されていますから、例えば会員アンケートを実施するつもりがあるのであれば、そのように書くでしょうが、書かれていません。

組織の存続

会員ファーストの会は、

改革という名のもとに、会員皆様へのサービスの低下、いや悪化(QSLカードの転送サービスの廃止、JARLニュースの廃止、各種キャンペーンの廃止)させて、単に黒字化を図ろうとするのは本末転倒、会員皆様を置き去りにした愚策でしかほかなりません。

と述べていますが、いったい、誰の意見を指しているのでしょうか。改革派/改革集団の「JARL6策」の主張は、

内部留保金が年間数千万円もの赤字の補填に浪費されている現状を改めるため、会員の皆様のご意見を伺いながら非効率・不合理な事業を大胆に見直し、効率的な財政運営を行います。

というものです。「単なる黒字化」を主張しているものではありません。よく読んでいただきたいと思います。

改革派が「QSLカードの転送サービスの廃止」を主張したことは、ただの一度もありません。にもかかわらず、改革派の主張であるかのように述べることは、選挙活動において禁止されている「虚偽の事実の公表」に当りかねません。

JARLニュースについては、紙の冊子は速報性に欠けるにもかかわらず、経費が掛かりすぎていてJARLの財政を圧迫しているのは事実です(7K1BIB 山内・関東社員候補者による分析記事)。この点を解決するために、Webサイトでの最新の情報発信に切り替えることは検討に値しますが、改革派/改革集団は、このようなことも、会員のご意見を聞きながらすすめるべきことと考えています。会員ファーストの会、特に髙尾会長が、紙JARLニュースの会員全員への配布になぜこれほどまでにこだわっているのか、我々は、理解できません。

「各種キャンペーン」については、費用対効果の薄いものは廃止すべきです。この視点から、会員ファーストの会のサイトに、驚くべきことが書かれています。

現在、約9億円を有する内部留保等は、会員皆様に従前同様のサービスのご提供に約1,000万円、会員期間3年以上の会員の皆様への会員期間延長サービスの実施に約2,000万円の内部留保を、会員皆様への還元に活用しております

「会員期間3年以上の会員の皆様への会員期間延長サービス」とは、12ヶ月の会員期間を13ヶ月に延長するというものですが、そもそも、多くの会員は、期間延長が行われていることに気づいていません。気づいていないキャンペーンに意味があるでしょうか。すでに3年以上会員であり、継続を迷っている方が、「お、会員期間が1ヶ月延びるなら、会員を継続しよう!」と決心することなどあり得ないでしょう。つまり、会員の継続に対する動機付けにならないのです。このような無意味なサービスに対し、2000万もの内部留保を浪費することは、JARLの財政破綻を早める「愚策」と言わざるを得ません。しかし、このキャンペーンは、2020年2月の理事会で、会員ファーストの会に属する理事らの賛成で続行が決まってしまいました。

会員ファーストの会は、このキャンペーンを「会員皆様への還元」と表現しています。つまり、単純に、「内部留保を返還すれば会員は喜ぶ!」と考えているように思われます。ですが、会員は、本当にそのような「内部留保の還元」を希望しているのでしょうか。「会員は物欲しがりである」と見る政策は、「会員ファースト」どころか、会員を愚弄するものではないでしょうか。

例えば、若い世代にアマチュア無線の世界に入ってきてもらうことは、この素晴らしい趣味を次世代につなぐために必須の課題です。また、過去のアマチュア無線隆盛期のぶ厚い世代が、今後、子育ても一段落して仕事もある程度楽になり、カムバックハムとして、アマチュア無線の世界に戻ってきます。

JARLは、日本のアマチュア無線界を代表する団体として、今後も入ってくるニューカマーのため、続々と戻ってくるカムバックハムのために、今は無意味な還元策に浪費されている2000万円のうちの一部(全部でなくてもよい)を使うことを考えるべきではないでしょうか(「JARL6策」は、「(仮)次世代育成基金」の創設を提案しています。)。そのような前向きな事業に用いず、会員が気づかない無意味な還元に浪費する現執行部は、JARLの財産を毀損し、JARL組織そのものを弱体化させているだけではないでしょうか。

ルールを守った組織運営と可視化

「JARL6策」は、法令や定款・規則等を遵守するとともに、規則類の見直し、社員総会のリアルタイム配信、速記録の早期公開(今は、速記録の公開は社員総会の半年後です。)、理事会の透明化、委員会の刷新と情報開示を提言しています。

これに対し、会員ファーストの会は、理事会を除き、組織運営の改善については一切言及しておらず、今のままがよいと考えているようです。ゆいいつ、理事会については、「誰がどのような態度で理事会に臨み、どのような発言を行っているのかなど、皆様に実際の理事会の討議の様子を知っていただく必要性、録音の公開など視野に入れた検討の必要性を強く感じております。」と、半ば脅しのような記載があります。すでに、理事会の実態については、2019年の社員総会にあたって提出された公開質問状に対する理事らの回答や、社員総会後の3回の理事会についての改革派/改革集団理事によるレポートにより明らかになっていますが、これに対する会員ファーストの会側の具体的な指摘・反論等は聞きません。

「会員皆様の更なる満足度の向上」?

その他、会員ファーストの会が主張する実績のうち、以上で取り上げていないものを検討してみます。

「QSLカードの安定転送」について、発送時期がJARL Webで公開され、また、ここ数年、転送が早くなったと聞きます。その点は、現執行部の功績として率直に評価します。もっとも、JR3QHQ田中理事が指摘しているように、数年前から会社をたたむ話が出ており、今年あたりから危ない」のですが、これに対する現執行部の具体的な対策は見えてきません。

「電子QSLシステム導入に向けた検討」の実態は、5年掛って「QSL画像あぷろだ」の提案でした。しかも、会員の意見を聞かずに強引に進めようとしています。会員の意見を聞かずに進めることと、「会員ファースト」というスローガンは、「会員ファーストの会」の方たちの中では、矛盾していないのでしょうか。

「広報大使の任命」「JARLのラジオ情報番組「Radio JARL.com」 の放送」については、内容はさておき、理事会の事前の承認なく選任されたことが問題であることを指摘しておきます。なお、インターネットはアマチュア無線にとっては、ある意味「宿敵」だと思うのですが、なぜ番組名に「ドット・コム」を冠するのでしょうか(しかも、 http://www.jarl.com/ は会員向けサイト。JARLの公式サイトは https://www.jarl.org/ です。なんとなく格好いいから「ドット・コム」なのでしょうか。)。

「関係省庁、団体、関係各社との連携強化」というのは、年2回の政治家・総務省の方々をお招きして開催される「アイボールミーティング」を念頭に置いているのでしょう。アイボールミーティングの再開は率直に評価しますが、公務員である来賓は景品を受け取れないのですから、その前で長々と「抽選会」をやるのは、ご来賓に対し失礼ではないでしょうか。もっとご来賓にアマチュア無線家のナマの声を聞いていただく時間を確保するよう、プログラムを見直すべきです。

各候補者の公約

「会員ファーストの会」のサイトには、5人の候補者の「所信」「公約」が掲載されています(「選挙公報」はJARLが正式に配布するものですので、ここで「選挙公報」という言葉を使うのは適切ではありません。)。

JG1KTC 髙尾義則氏のご挨拶は、「ご支援のお願い」(全体公約)の内容とほぼ一致しており、「会員ファーストの会」が髙尾氏の主導であることが分かります。

JA8DKJ 三井武氏の所信はあまり具体的でないので、全体公約との差はよく分かりません。なお、三井氏が昨年(2019年)の社員総会の副議長であったことは、すでに指摘されているところです

JH1NLL 安部慈孝氏の所信は「会員のニーズを分析し新たな改革断行」「財政改善に向けた取り組み改革」と仰っており、改革派/改革集団側では、まるで改革派の公約のように見えるとの声も上がっています。

JH1LWP 島田守康氏の所信は、全体公約の要約でしょうか。独自のお考えはあまりないようです。

JE4WWK 金子由次氏の所信は、中国地方本部内の問題の指摘に集中しているようですが、JARLから配布された同氏の選挙公報に対する疑問点がすでに指摘されています。「会員ファーストの会」に掲載された所信にも当てはまりますので、ここに再掲しておきます。

金子氏のJARL公式選挙公報には誤解を招く記載があります。「中国5県、岡山・山口・鳥取各県支部長のご推挙をいただき」とありますが、実際には島根、山口の各支部長2名しか支持しておらず、岡山支部長は金子氏を支持していません。「中国5県、」と付け加えているのはどういう意味でしょうか。5県から推挙を受けているように見え、誤解を招くと思います。また、綱島氏の運営を批判し「多額の繰越金までも使い込みゼロに近い状況」と書いていますが、実際は綱島氏の前任の本部長がイベントを何もせず繰越金が貯まっていたので「中国地方ハムの集い」に活用したというものであり、「次年度の事業に大きな影響が出ることが懸念」という部分も、次年度の中国地方本部への交付金はきちんと予算化されており、何の問題も生じていません。なお、金子氏の選挙応援ハガキは、なぜか、会員名簿に掲載されていない他県の会員にも届いているとの情報があります。どこから情報を入手されたのでしょうか。

7K1BIB山内・関東社員候補者のブログ記事「JARL選挙で私が応援したい方々(選挙所信その4)」より

また、JE4WWK 金子氏は、立候補の動機として、「現在の様に、反対の為の反対グループを作るのは愚策であり、反対というだけでなく代案を提示するなど建設的な協議に参加しない者は本部長としても失格であり、その地位に留まることはふさわしくないと思い立候補いたしました。」と書いています。中国地方の有権者の皆様におかれましては、改革派/改革集団が、「反対のための反対グループ」なのか、「代案を提示」していないのか、「建設的な協議に参加しない」者はどちらなのか、「JARL6策」の起草者は JA4DLF 綱島俊昭氏であることも考慮されたうえで、冷静にご判断いただきたいと思います。

「会員皆様主体の組織運営」

「会員ファーストの会」のトップページには、「会員皆様主役の組織運営」という文言が5つも書かれています。この言葉は、少しアレンジされることもありますが、髙尾氏の挨拶文等によく登場します(例えば、2020年3月の挨拶文には、「会員皆様主役の連盟運営」)。しかし、私は、現在の執行部の組織運営のどこが「会員皆様主役」なのか、そもそもよく分かりません。

「会員皆様主役」という言葉を聞いて、一般の方が抱く内容は、

意欲をお持ちの会員がボランティア活動できる場を作る
会員アンケートを採る
無線界のニーズに応じた委員会を作り委員を公募する
会員や登録クラブの活動を世の中に広く紹介する
会員の代表である理事の提案に誠実に対応する
非常通信等の社会貢献を進める

というものではないでしょうか。現執行部は、このような方策に、積極的に取り組んでいるのでしょうか。逆に、会員を置き去りにして、暴走しているのではないでしょうか。

そして、「会員ファースト」について

はっきり申し上げて、JARLは、「会員ファースト」ではいけないと改革派/改革集団は考えています。

まず、JARLは、JARL会員のためだけではなく、日本のアマチュア無線界全体の利益のために活動すべきです。そして、JARLの活動によって恩恵を受けたと感じたアマチュア無線家が、「自分もそのようなJARLを支えたい」「JARLの活動に加わりたい」と思い、自然とJARLの会員になってくれることを願っています。他方で、経済的な問題その他の理由で、JARLの会員になれないアマチュア無線家もいるでしょうが、そのような無線家を敢えて排除するかのような「会員ファースト」なるスローガンは、アマチュア無線界の中に、亀裂と分断を生むに違いありません。

また、会員ファーストの会が言う「会員ファースト」は、JARLに入会すると得られるメリット、その中でも経済的・即物的なリターンを強調しすぎていると考えます。

会員ファーストの会が、JARLの留保金のうち2000万円もの部分を、意味のない会員に対する還元策に浪費することを良しとしていることは、すで指摘しました。

「Radio JARL.com」で地方本部・支部の行事が紹介される時、髙尾氏は必ず、「抽選会はあるのか?」「1等はトランシーバーか?」と尋ねています。節度を持った抽選会なら盛り上げネタとしてよいとしても、組織のトップが煽るべき企画でしょうか。支部大会に参加するアマチュア無線家は、「抽選会」に吸い寄せられて参加しているのでしょうか。アマチュア無線に関する情報を求め、旧知と会い、新しい仲間を作ることを目的としているのではないでしょうか。

「会員ファースト」という言葉は、JARL会員に対し、「今度はJARLから何をもらえるかな?」という受け身の意識を知らず知らずのうちに植え付け、執行部と会員、企画者と参加者を分断し、会員が「JARLという舞台」で何か貢献をしたいと思う気持ちを薄れさせているような気がしてなりません。そして、本来、日本最大のアマチュア無線家のクラブ、仲間が集まりみんなでたくさんの楽しいことをする場であったはずのJARLの本質を、変質させつつあるのではないでしょうか。

(2020-03-29 記)

投票開始にあたってのお願い(改革派/改革集団)

いよいよ、2020年JARL選挙の投票用紙が郵便で配布され始めました。

有権者の皆様におかれましては、空虚な美辞麗句に惑わされることなく、各候補者の人物と主張の中身をしっかりとご覧いただいて、貴重な一票を投じていただきたくお願いいたします。

改革派/改革集団の統一公約「JARL6策 Ver.2」はこちらです

最近のJARL理事会の実態については、本サイトの記事に加え、改革派メンバーであるJF2GFX種村一郎(全国理事候補者)によるブログ「種さんの活動日誌」や、JR3QHQ田中透(関西理事に無投票当選)のブログ「QHQの独り言」をご覧下さい。

JARL選挙の仕組みについては、改革派メンバーの7K1BIB山内貴博(関東社員候補者)による記事「JARL選挙は何を選ぶのか」をご覧下さい。

改革派/改革集団のメンバー一覧とリンク先は以下のとおりです。各リンク先をご覧いただき、真の改革を目指す私たちの主張にご共感いただけましたら、ぜひ、改革派/改革集団の各候補者に一票を託して下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。

改革派/改革集団メンバー一同

全国理事候補者

JG2GFX種村 一郎http://jcc2001.bbs.fc2.com/ 
JA1NVF吉沼 勝美http://www.iris.dti.ne.jp/~spark/JA1NVF.pdf@ja1nvf
JH3GXF安孫子 達 @jh3gxf

中国理事候補者

JA4DLF綱島 俊昭https://blog.goo.ne.jp/ja4dlf_31032006/e/
2d14eecfc96957374c5d558efb34220a
 

関東社員候補者

JI1RKA板橋 直樹http://himesakiohha.blog.fc2.com/@h_ohha
7K1BIB山内 貴博https://7k1bib.wordpress.com/@7K1BIB
JL1HHN安田 晃央http://www.tokyo-wan.net/2020-jarl-election.htm 

東海社員候補者

JJ2JIX後藤 直              @nakungoo
JO2MLC村井 千鶴              @jo2mlc
JH2DFJ岩田 泰典              @slbcQu7EjqbUgvk
JN2OFP山田 剛士              @jn2ofp

関西社員候補者

JG3QZN田中 一吉               @JG3QZN
JH3GFA平田 淳一 
JA3HBF田原 廣 @Ross_Tee
JK3IJQ大東 治宜 @JK3IJQ
JH3IJY武市 章和  
JO3NEA辻 孔明http://jo3nea.net/@jo4flt
JL3JRY屋田 純喜 @JL3JRY
JA3WDL井村 厚  

中国社員候補者

JJ4QKY河村 博               @QkyJj4

北海道社員候補者

JE8KQR大國 秀夫https://air.ap.teacup.com/je8kqr/@JE8KQR

東海理事(無投票当選)

JA2HDE木村 時政                     

関西理事(無投票当選)

JR3QHQ田中  透QHQの独り言              

九州社員(無投票当選)

JR6IKD中嶋 邦浩JR6IKDのブログ            

6000万円の赤字予算を可決(2020年2月JARL理事会詳報)

2020年2月22日(土)及び23日(日)に開催されたJARL第49回理事会の「報告」がウェブサイトで公表されました。

https://www.jarl.com/Page/Login/Login.aspx?Url=rijikai/49rijikai.pdf
(JARL会員のみ閲覧可)

議題に対する各理事の賛否は以下のとおりです(下記以外の議案に対しては全員賛成。括弧内の数字はエリアナンバーを示す。)。

 髙尾(全)
森田(5)
原(全)
日野岳(推)
島田(1)
尾形(7)
正村(8)
髙橋(0)
前川(9)大矢(推)種村(全)
吉沼(全)
木村(2)
安孫子(全)
田中(3)
綱島(4)
採決
1号 事業計画賛成賛成反対反対9対7で可決
→事業計画から会員優遇
キャンペーンの一部を削除する
修正案(大矢)
反対賛成賛成賛成8対8で否決
→事業計画からQSL転送の
電子化を削除する
修正案(大矢)
反対反対賛成賛成7対9で否決
2号 収支予算賛成賛成反対反対9対7で可決
8号 電子QSL調査(大矢)反対賛成賛成賛成8対8で否決
7号 電子QSL開発着手賛成保留反対反対8対7で否決(過半数に達せず)

以下、賛否が割れた議案について、審議の状況を詳しく説明します。

第1号議案 令和2年度事業計画案について

 日野岳専務理事が提出した事業計画案の中には、別の議題として掲げられている「現会員を対象としたキャンペーン」と「QSL転送の電子化」がすでに含まれていました。田中理事より、別の議案を先に審議すべきであり、審議の順序が逆ではないかとの意見が出されましたが、髙尾会長及び日野岳専務は、あくまで事業計画を先に審議するとして審議の順序は変更しませんでした。

 そこで大矢理事から、3年継続会員の会員期間を1ヶ月延長するキャンペーンは効果が薄く、支出を削減するために中止すべきであり、従って事業計画からも削除すべきとの修正提案が提出されました。しかし、髙尾会長・日野岳専務理事ほか8名の反対により否決されました。

 さらに大矢理事から、QSL転送の電子化は別の議題として可決されていない以上、事業計画からは削除すべきとの修正提案が提出されましたが、髙尾会長・日野岳専務理事ほか9名の反対により否決されました。

 結局、日野岳専務理事が提出した事業計画は、以上のような問題を抱えたまま、大矢理事及び改革派理事6名の反対にもかかわらず、髙尾会長・日野岳専務理事ほか9名の賛成により可決されました。

第2号議案 令和2年度収支予算案

 日野岳専務理事が提出した収支予算案は、例年どおりの6000万円の赤字予算であったばかりでなく、その赤字幅は6000万円と、2019年度予算と比較して2200万円も赤字幅が拡大しているものであり、到底受け入れられないものでした。大矢理事及び改革派理事6名は反対しましたが、髙尾会長・日野岳専務理事ほか9名の賛成により可決されました。

 なお、大矢理事より、この収支予算案には、電子QSLシステムの構築費用は含まれているのかと質問したところ、事務局からは、「構築費用は含まれていない」との回答がありました。続けて大矢理事が、「では、来年度事業なのか」と尋ねると、事務局から「第7号議案として電子QSLシステムの構築が可決されたときは、事務局にて予算を適宜変更する」、との驚愕すべき回答がありました。予算は理事会の決議事項であり、事務局が理事会の了承なく予算を変更することなど、本来あってはならないことです。髙尾会長及び日野岳専務理事は、予算が理事会の決議事項であることを理解していないばかりか、電子QSLシステムの構築を開始すれば赤字予算額が6000万円からさらに膨らむことを隠ぺい工作する意図があったとしか思えません。

第7号議案電子QSL委員会からの答申について(髙橋電子QSL委員会委員長)
第8号議案「電子QSLシステムの開発着手の可否を決定する前に明確にすべき事項の理事会への報告を行うための決議(案)」(大矢理事)

 両議案は合わせて審議されました。髙橋委員長の提案は、以下を基本概要とする「電子QSL」を導入すべきというものでした。

(1) 電子QSLは現在の紙カード交換の仕組みを電子式にほぼ置き換えたものとする。
(2) 交換方法はインターネットを利用した「クラウド」上のサーバーに、会員とサーバー間でデータ(テキスト、JPEG)をアップロード及びダウンロードする。
(3) QSOデータの照合確認は実施しない。
(4) 利用は電子QSLシステムの利用規程を承諾し、利用登録をしたJARL会員(正員・社団・家族・転送利用料会員)とするが「ライフメンバー会費」「ライフメンバー転送手数料」を納入していないライブメンバーは利用できない。(SWRカードについては当面未対応)

 続いて大矢理事より第8号議案が提出され、開発着手の前に以下の事項を明確にすべきとの提案がありました。

明確にすべき事項

(1)会員のみを対象とする電子QSLシステムに対し会員の需要があるとするその客観的な根拠
(2)電子QSLシステムの稼働後10年間における、その登録者数の年度ごとの予測、転送数及びその算出根拠
(3)電子QSLシステムの稼働後10年間における、JARL QSL Bureauの利用者数、転送数(国内及び国外)及び運用経費額の年度ごとの予測並びにそれらの算出根拠
(4)電子QSLシステムの現在公表されているランニングコストに含まれていないコストの見積額
(5)eQSL.ccとの関係の評価の明確化
(6)電子ログアプリケーションプログラムの活用の可能性や今後の動向から生じる影響に対する評価の明確化

 加えて、改革派理事らからは、「経費がかかるものなので会員に意見を聞き慎重な検討が必要である」等の意見が述べられました。

 審議の後、大矢理事提案の第8号議案については、髙尾会長・日野岳専務理事ほか8名が反対し否決されました。「電子QSL」議案(第7号議案)そのものについては、髙尾会長・日野岳専務理事ほか8名が賛成し、大矢理事及び改革派理事6名が審議未了を理由に反対したものの、前川理事が賛否を保留したため、賛成が過半数に達せず否決されました。

 その結果、「電子QSL」については、再度電子QSL委員会に差し戻されることになりました。

 ただいま、JARL選挙が行われています。JARLの将来を真に考えている候補者は誰なのか、会員の皆様におかれましては、慎重にご判断頂きたいと思います。

【重要】「JARL6策 Ver.2」を公表

2019年12月5日、理事7名による「JARL改革集団」が、「JARL6策」を公表しました。

本日(2020年2月21日)、2020年JARL選挙の候補者が発表されるにあたり、「JARL改革派/改革集団」として、あらためて「JARL6策 Ver.2」を公表します。


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令和2年2月21日(Ver. 2.0)

「JARL改革派/改革集団」の主張(公約)

JARL6策<<3つの未来>>
① アマチュア無線による社会貢献を推進します。
② 次世代を育成します。
③ アマチュア無線の規制緩和に尽力します。


<<3つの約束>>
① 温かく血の通った人間味のある連盟運営を実施します。
② JARLを次の世代につなぎます。
③ ルールを守った連盟運営と可視化を実施します。

 私たち一般社団法人日本アマチュア無線連盟理事7名は、2019年6月のJARL社員総会以降、志を同じくするJARL社員・正員の皆さんとともに、一貫して、何が会員の皆様にとって最善であるか、どうすれば会員の皆様が納得できる連盟運営ができるのか、アマチュア無線界の将来のために連盟は何をなすべきかを常に考え、意見を発信し、行動してまいりました。

 この度、私たち理事7名は、「JARL改革派/改革集団」として再出発し、令和2年4月に行われる第5回JARL選挙までに募る新たな同志(社員及び理事)とともに、選挙を経て現体制の変更を目指します。

 令和2年4月の選挙の後、あと理事が2名、私たちの仲間に加わってくだされば、現体制を大きく変更することができ、JARLの新しい姿をお見せできるのです。

 選挙の後は、更に活発な活動を行い、JARLが将来にわたって存続し、会員の皆さんとアマチュア無線界のために貢献・発展できるように頑張ってまいります。具体的には、以下に掲げた施策を推進し実施することにより、会員の皆様がJARLに加盟することを誇りに感じられるよう、JARLを生まれ変わらせます。

 来る令和2年度第5回JARL通常選挙の結果、現体制を変更することが出来ましたならば、私たちは一致団結し、会員の皆さんと力を合わせ、迅速に次の施策を実行することをお約束致します。

JARL6策

<<3つの未来>>}
① アマチュア無線による社会貢献を推進します。

 アマチュア無線は、長年、通信を用いた意思疎通の訓練、通信技術の開発研究の基礎を担ってきました。昨年12月に公表された総務省・電波有効利用成長戦略懇談会の「追加提言」において、アマチュア無線を活用したIoT人材の育成が提言され、本年1月には、資格を持たない人によるアマチュア局運用の拡大がパブリックコメントにかかるなど、改めて、アマチュア無線に対する期待が高まって来ています。そこで、私たちは、アマチュア無線による社会貢献を推進し、アマチュア無線の社会的な地位を向上させるために、以下の具体的な施策を推し進めます。

  •  この度導入される、ARISSスクールコンタクトに限らない「資格を持たない人による運用体験」制度を積極的に活用し、アマチュア無線の資格を持たない人がアマチュア無線に触れる機会を組織的・継続的に実施する仕組みを作り、IoT人材の育成に貢献します。
  •  各地ですでに準備されている災害時の情報伝達体制を支援するとともに、未整備の地域における体制作りを積極的に推進します。
  •  全国規模或いは地域において実施される各種行事、イベント等に積極的に参画し、アマチュア無線の楽しさ、存在価値またその有用性をアピールします。

 ② 次世代を育成します。

 私たちは、このすばらしいアマチュア無線という趣味を、次世代につなぐ使命を負っています。そのためには、仕事や子育てが一段落してアマチュア無線の世界に戻ってきたカムバック・ハムや、無線技術に興味を持つ若年層にも積極的にアプローチし、アマチュア無線を継続できる環境を整備することが必要です。そこで、私たちは、以下の具体的な施策を推し進めます。

  •  カムバック・ハムが知識・経験のアップデートをできるように、ウェブサイトや各所でのプレゼンテーション等を通じて、最新の情報を提供します。
  •  大阪府支部が独自に行っている「学校クラブ再興キャンペーン」を全国規模に拡大し、小中高校はもとより、博物館、青少年センター、ボーイ・ガールスカウト等にクラブ局の(再)開設を呼びかけ、支援します。
  •  ニューカマーに特化した屋外イベントやロールコールの実施、登録クラブへの参加のお誘い等、免許を取られた方がアマチュア無線の世界にスムースに入ってこられるための方策を積極的に実施します。
  •  YOTAや「全国高校アマチュア無線連盟」等と連携し、積極的に若者を支援します。

 ③ アマチュア無線の規制緩和に尽力します。

 私たちは、電波法によるアマチュア無線に関する手続は複雑すぎて、非効率であり、総合通信局の担当部署・アマチュア無線家双方の過重な負担となっており、アマチュア無線の普及・拡大のハードルになっていると考えます。

 他方で、ローバンドの開放、「資格を持たない人による運用体験」制度の拡大など、規制緩和の機運が高まってきており、このチャンスを逃すわけにはいきません。 そこで私たちは、アマチュア無線に関する規制の緩和に向けて、以下の施策を進めます。

  •  過去10年以上も総務省との意見交換をまともに行ってこなかった現体制を根本的に改め、総務省・各総合通信局とJARLの意見交換を復活させ、日頃から意思の疎通を図り関係改善を促進します。
  •  IARU及び諸外国のアマチュア無線団体との関係を密にし、連携強化に努め、会員の皆様に向けて迅速に情報を提供します。諸外国の法令や運用に関する研究を進め、相互運用協定締結国の増大や外国での運用の利便性向上等に尽力します。
  •  アマチュア無線に関する制度について、会員を含むアマチュア無線家の皆様の要望や意見を広く、常時、聴取・集約します。それらをもとに要望書をまとめ、総務省・各総合通信局その他の各団体に定期的に提出します。
  •  アマチュア無線に関する制度改革と活性化のため、JARD、JAIA等関連団体と積極的に連携します。

 <<3つの約束>>

① 温かく血の通った人間味のある連盟運営を実施します。

 社員総会では、社員の皆様のご意見に真摯に耳を傾けます。議長は中立であるべきで、議長の勝手な采配や強行採決はしないように要請します。

 理事会では、各理事の提案に真剣に取り組みます。現状を変更する議案を正当な理由なくすべて否決するような議事運営は致しません。

 地方本部・支部のイベントを積極的に支援し、JARL Web上に見やすい行事一覧を設けます。

 会長等の地方行事への参加は、各地方本部・支部のお邪魔にならないよう基本的に控えますが、お役に立てるのであれば実施します。出張経費は予算管理し、予算内に収めます。

 会員の皆様に対するアンケートを継続的に実施し、多くのご意見を集約して連盟の運営に反映するとともに、会員の皆様が気軽に要望や意見を述べ、相談が出来るような環境を構築します。 専門的知見と意欲のある会員の皆様が活躍できる場を積極的に設けます。

 ハムフェアの出展料を見直し、個人の出展ブースや、参加者同士が積極的に交流できる場を設けるなど、運営を全面的に見直します。

 障がいを持つ方のアマチュア無線における活動を支援します。

 以上を通じて、組織運営の原則を維持しつつ、その中に人間的な温かみを加味することにより、連盟全体に楽しく和やかな雰囲気を醸成します。 

② JARLを次の世代につなぎます。

 現在約7億円ある内部留保金は、その一部を「(仮)次世代育成基金」に組み換え、次世代育成事業に有効活用します。

 内部留保金が年間数千万円もの赤字の補填に浪費されている現状を改めるため、会員の皆様のご意見を伺いながら非効率・不合理な事業を大胆に見直し、効率的な財政運営を行います。

 現状の支出を前提とした、闇雲な会員増強策は行いません。

 予算及び決算は、明細も含めわかりやすく公開し、不明瞭会計をなくします。

 ③ ルールを守った連盟運営と可視化を実施します。

 残念ながら、現体制のもとでは、関係法規・定款・規則を遵守した運営が行われているとは言えません。私たちは、これを、関係法規・定款・規則を遵守し、規程に則った連盟運営にもどします。

 また、現在のJARL定款・規則類は、この大きな組織を律するには十分とは言えません。専門家の力を借りて規則類を大胆に見直し、社員総会に於ける定款の改正、理事会に於ける規則等の改正を実行します。

 さらに、連盟運営の可視化を推進致します。

 社員総会につきましては、オンラインによるリアルタイム配信を実行するとともに、速記録は数週間以内に作成・公開します。

 理事会につきましては、審議の内容と採決の結果を忠実に再現した報告書を作成し、できるだけ早く公開します。責任の所在を明確にするため、発言及び賛否については、理事の氏名を明らかにします。

 委員会は理事会の諮問機関であることを明確にした上で、現在の委員会構成を全面的に刷新し、各分野に精通された委員を広く募集します。各委員会に与える任務を明確にするとともに、理事会に対する定期的な報告と情報の開示を義務付けます。

 私たちは、以上の施策「JARL6策」を実行することをお約束致します。ご支援をお願い申し上げます。

以上

JR3QHQ田中理事の理事会報告

JR3QHQ田中理事が、2019年9月と11月のJARL理事会の惨状を自身のブログに投稿しました。アマチュア無線家各位におかれましては、この渾身の記事をどうぞお読み下さい。

間違いだらけのJARL理事会と社員総会NO1

2020年01月06日 14時20分41秒 | アマチュア無線
第47・48回の理事会で推薦理事から多くの議案が出されました。
どのような議案かと言うとJARLの本来の仕事と現在の問題点を是正する内容と理事会や総会での無知からくる運用の間違いを訂正すると言う当然行わなければならない議案でした。
第47回理事会では(審議されたもの)
1、諸外国のアマチュア局免許制度を調査するもの
これは、外国の包括免許制度を調査して総務省に今後出す要望書の資料にする為のも。
2、総務省への要望書の提出に関する規定の制定
これは、最低1年に一度、総務省に要望書を出しましょうよと言うもの。
なぜこんな当たり前の事が制定されないといけないと言うと、JARL執行部は、ここ10年一度も総務省に要望書出していないから言う事です。規定を制定しないと今後も出さないであろうと言うのが見えているからと言う事です。
3、入会者及び退会者の分析調査の実施に関する決議について
これは、上記の分析を全くせずキャンペーンと称して無駄な予算を使う事よりしっかりと入退会者の分析をして理にかなったキャンペーンを行う材料にするためのもの。
4、無線局の免許状の置く場所の改定を総務省にお願いする規定
これは、無線機に貼る赤いシールが廃止され規制緩和となったとみんな喜んだのですが、移動局の免許状は、常置場所(通常自分の家)に置きなさい、持って出ちゃダメよなってしまったのです。ここで困ったのは、移動中の警察の職務質問です。
正規のアマチュア無線局であると証明するものが無くなってしまいました。
(免許状のコピー等は、基本ダメです)
それを改定する要望書を出しましょうと言うものです。
さて、みなさんこの4つの議案を読んでどう思われたでしょう?
私は、すべて正しいと賛成に投じました。
実際の理事会での結果は、
NO1の議案、一部可決。
NO2の議案、否決。
NO3の議案、可決。
NO4の議案、可決。
これだけを見るとおっ良いじゃんと思われるかも知れませんが、NO1/3/4は、通常事務局が行う仕事です。
NO2については、執行部はこの議案を否決するためとんでもない行動に出ました。
この要望書が問題で、この要望書は、推薦理事(大矢理事・元北海道総合通信局の局長)がこのような形で要望書を作ればよい、要望の内容もこのような内容にすれば良いと執行部(会長・専務理事)に資料を添えてレクチャーした推薦理事が作った要望書でこれを推薦理事に断わりもなく全く無断で自分が書いたかのように自分の名前を入れて総務省に出したのです。
みなさんならお分かりだと思いますが、通常JARLが団体名で出す要望書などは、理事会の決議をへて出すのが常識で会長らが他人が作った要望書を無断でそれも理事会を無視して黙って出す事はあり得ません。
でも彼らは、それを行ったのです。
彼らにとって要望書提出は、NO2の議案を否決にするためのもので要望が通らなくて問題ないと言う事です。
これがうかがい知れるのが、理事会で要望書を出した時の相手の反応はどうだったかと推薦理事から質問があると彼らは、答えに困りほとんど回答がありませんでした。
会長が、専務どうだった?と聞くと専務が首をかしめ事務局長どうだった?と聞く始末。
私も数年前に総務副大臣に要望書を出したことがありますが、要望を通してもらおうと要望の内容を詳しく説明し相手の反応を事細かく観察し、今でも副大臣の喋った内容は今でも覚えています。
でも彼らは、覚えていませんでした。
ましてや、この議案の提出者は、要望書を勝手に使われた推薦理事です。
この行動を見ると全くお構いなしです。やりたい放題。
今のJARLが、総務省に全く相手されいない事柄は、この後に実際に表に出てきます。

間違いだらけのJARL理事会と社員総会NO2

2020年01月06日 14時34分27秒 | アマチュア無線

さて、次の第48回理事会ですがこの理事会が終わる前に会長に対して「9月18日に出した要望書は、誰が書いたか質問するとどのような答えが返ってくるか」確かめました。
会長は、首をかしげて専務理事の方を見る。
ちゅうちょしながら専務理事が「大矢理事と相談して書いた」と発言。
それに対して大矢理事が「私の名前が出ましたので」と発言を求める。
会長が許可。
大矢理事、「先ほどの専務理事の回答ですが、私は専務理事から相談を受けたことは有りません。要望書は、私が書いて会長などに渡したものです。以前、理事にも配布しています。あの要望書を提出し事も私は、知りませんでした。」と発言。
その後、昨年の12月から推薦理事として要望書を出すのがJARLの仕事だと会長や専務に進言し現在に至っていることを説明。
大矢理事が書いた要望書を会長・専務・事務局長が本人の許可なしに勝手に総務省に提出した事が理事会で公にされました。
また、専務理事が虚偽の答弁をもしたことになります。
それに会長・専務理事は、動議的に許されない行為をしたことになります。
ただし、これは議事録に載ることはありません。最初から無かったことになります。
監事には、載ってなかったら承認しないように頼みましたが・・・。
1号議案
理事および監事の定数ならびに推薦理事の人数について
全員一致で可決
2号議案
令和2年度地方本部費の配分について
全員一致で可決
3号議案
アワード委員会及びコンテスト委員会への諮問について
これは、オリンピックを記念したアワードとコンテストをやれと言う諮問。
全員一致で可決
下記の議案が推薦理事から出されました。
1、電子QSLシステムの仕様案の会員への公開及び会員からの意見募集に関する議決(案)
これは、3年も前から進めている電子QSLのシステム(ようやく出てきました)が、どのようなものか会員に公開して意見を求めてはどうか?と言う案件。
ここで高橋理事・電子QSL委員長が、添付資料をもとに説明。
反対意見、これをすることによってもっと電子QSLの稼働が遅れる。
委員長から早く稼働したい。
8対8で否決
2、デジタルレピータの通信方式に関するワイヤレスネットワーク委員会への諮問について(案)
これは、デジタルレピータにD-STAR以外の通信方式C4FM DMRなどを入れる時期に来ているのでは無いか。それを、ネットワーク委員会で検討してほしいと言うもの。
JARLは、C4FMやDMRなどは考える必要はないとして
8対8で否決
3、社員総会議事運営規程の一部改正に関する議決(案)
これは、2019年6月23日の社員総会の時、社員から一般理事に対して質問が出されたのに議長が、これを拒否して一般理事からの回答が得られなかったと言う事案からこの事案は、ルール違反として我々会員等がわかりやすくするために社員総会議事運営規程に本来のルールを付け加えると言う議案。
一般社団法人及び一般財団法人に関する法律第53条に「社員総会において理事及び監事は、質問に対して説明を行う義務がある」と定められています。
これは、守らなければならないルールです。
前回の社員総会は、ルール違反をしたということです。これは、議長・会長・社員の無知から違反がわからなかった言うことを示しています。
理由、このことは十分知っている、これをわざわざ規定に載せる必要はないと言うことでした。
また、一般理事から回答をさせなかったのは、議長の采配でルールは守っていると主張。
それならと議案を取り下げ。
これは、言い訳で次の総会では一般理事に対してどんどん質問書を出しましょう。社員さん!
一般理事に対して多くの質問があれば議長采配でと言うことは無くなります。
4、委員会への諮問及び委員会から答申の適正を図るための理事会規定及び委員会の設置及び運用に関する規定の一部改正並びに委員会からの中間報告の徹底について(案)
委員会と言うのは、定款66条第1項により理事会を補佐するためにあって委員会が何らかの事業を行うことはないとなっています。
理事会の補佐とは、理事会から諮問された事柄をあらゆる観点から比較検討しその結果を理事会に答申すること。
理事会は、それをもとに結論を出すとなっています。
また、委員会は、ペーパーで委員会の検討内容を理事・会員に報告する義務があります。
上記の内容が、現状では全く行われいないのでそれを徹底させるために規定を変更しようと言うものです。
結果、8対8で否決
理由は、委員会にそこまで求めれば委員長になる人がいなくなる。
大矢理事の意見、これは委員会の最低限の仕事です。
実際には、委員会が事業を行っているこれを止めるわけにいかない。
定款を変える必要がある。
5、理事会運営の適正を図るための理事会規定の一部改正について(案)
これは、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律を守りましょうということで
1、特別の利害関係を有する理事は、議決に加わることができない。ただし、理事全員がOKとすれば出来る。
2、理事は、理事会直前・理事会中でも議案の提出はで出来る。この場合書面を用意するのは、不可能だから口頭でOKですよ。
3、議事録は、賛成反対保留の理事の名前を出すのが決まりです。
また、誰が議案を出したかの名前も出す必要がありますよ。
議事録は、基本的に理事全員の承諾が必要ですよ。
なぜこの議案が、出てきたかと言うと社員総会前の理事会で直前に議案を出したのにもかかわらず、それを議案にするかしないか決議し否決したことがきっかけ。
本来なら、議案として審議する必要があった。また、この議案は、会長・専務・副会長に特別な利害関係があったので議決に加わる事が出来ない議案であった。全くのルール違反。
私は、しきりに議案は当日でも出せる。利害関係のある理事は、議決に加わることが出来ないと意見を述べたが会長と他の理事ににぎりつぶされた。明らかにルール違反。
議事録についても同じで、ニュアンスの違う表現をされ私は、変更を文章で求めたが無視された。
結果は、7対8保留1で否決
これと言った理由は、無かったように思う。
ただ、上記の事柄がクローズアップされたので今度このような事があれば前回のようには、行かないと言うこと。
6、理事会へ提案される予算案に積算根拠資料の添付を義務付けるための決議(案)
これは、予算案の各科目の積算根拠をもっとわかりやすくすなさいと言う提案。
これで良いと言う意見から8対8で否決
次回の理事会は、来年2月22・23日です。
予定される議案は、2020年度事業計画・収支予算・社員総会の開催・選挙管理などです。
予想されるのは、今度は、8対8で否決?
協議事項
まず大矢理事位から一般社団法人及び一般財団法人には、協議事項と言う文字は存在しない。存在するのは、審議事項と報告事項のみである。
令和2年度連盟の行事予定については、審議事項が正しい。なぜ、存在しない協議事項を使うのかと質問があった。
この件は、、個人的に理解できないが、そうらしい、ここで喧々諤々と意見が飛び交うが、と言っても専務・会長等、昔からの慣例だから
これでいくで終わり。個人的には、行事予定は、審議事項。
1、令和2年度連盟の行事予定について(専務理事)
可決だが、「WAKAMONOアマチュア無線イベント」がなくなっている。これの説明は、全くなし。こそっと消したような感じ。いつもの手!しかし、これが今年問題になる。なぜ無くしたか?今年こそ行うべきイベントなのにと・・・。
2、令和2年度地方本部・支部の会員増強企画募集について(専務理事)
もともとの予定なのでそのまま。3年目
3、第8回定時社員総会で出された要望・意見について(専務理事)
これは、前回の理事会で大矢理事が要望・意見は、すべてだせと言ったことへの回答。
大矢理事からの質問
「FT8 FT4等新デジタルモードについて、JARLから新モード届出の新デジタルモードの標準的な諸元やひな形を提示してほしい。」との要望に対して、JARLの回答が「総務省に対し、簡便な申請方法について相談している。」
上記の答えに対して、「どのようにして相談しているか?文章でだしたか?いつ相談に行った?」と質問があった。
それの答えは、「11月初旬に口頭で相談に行った。」
大矢理事、「相手の答えまたは反応はどうだったっか」?
専務理事「べつに大きな反応は無かった」
大矢理事「それは、おかしい。11月初旬なら新デジタルモードは、今後申請等なしで規程を替えることが決定しているはず。その話は、出なかったか?」
専務理事「出なかった」
ここで、おそらく専務理事は、相談に行っていないか総務省に全く相手にされていないことが伺え知れる。
その他、大矢理事から質問があったが省略。
オリンピックの記念局について
オリンピックの記念局は、開設が決まって、内容も少しずつできました。
ここで特別な措置と言うものがあって、外国人の運用の許可とアマチュア無線の免許を持たない青少年の運用の許可を求めるとの記述が
あります。
今、この内容をわざわざ総務省に求めると言う事は、総務省の意見募集等を全く知らない事を意味します。
事実、種村理事がこの意見募集の件で、「どのようなコメントを出すか」質問されたとき会長・専務は、一瞬何のこと?のようなそぶりがあり、種村理事から「賛成の意見を出されるのでしょうね」と念押しがあって、「はい、賛成の意見を出します」と回答がありました。
この時点でも何のことかわかっていなかったのでしょう。
また、ホームページには、この総務省の意見募集が載りましたが、11月20日付です。
お分かりと思いますが、理事会は、11月16・17日です。
今後の情勢(総務省)
今年の早い時期にアマチュア無線にかかわる制度が大幅に簡素化または許可される可能性があります。これが、実現するとその制度の運用方法によってはアマチュア無線家が大幅に増えることになるでしょう。
以上。

【重要】理事7名による「JARL改革集団」が選挙公約「JARL6策」を公表

令和元年12月5日

関係各位

一般社団法人日本アマチュア無線連盟の理事7名は、2019年6月の社員総会以降、志を同じくする社員・正員の皆さんとともに「JARL有志」として活動して参りましたが、この度、「有志」としての活動はいったんお開きとすることになりました。当サイトの運営は、理事7名が「JARL有志」の皆さんから引き継いでおります。

そして、令和元年12月5日、理事JA1NVF吉沼勝美、理事JA2HDE木村時政、理事JG2GFX種村一郎、理事JH3GXF安孫子達、理事JR3QHQ田中透、理事JA4DLF綱島俊昭、及び理事JA9BOH前川公男の7名は、ここに「JARL改革集団」を結成し、令和2年4月のJARL選挙に向けて、選挙公約「JARL6策」を公表します。

なお、この選挙公約は「バージョン1.0」であり、今後、関係各位のご意見を頂いて、アップデートしていく所存です。ご意見・ご質問等を歓迎致します。本サイト右上の「情報提供・ご意見」フォーム、または電子メール「jarl201906@gmail.com」までお寄せ下さい。

皆様の格別のご支援を、どうぞよろしくお願い申し上げます。

JARL改革集団 理事7名 一同


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令和元年12月5日(Ver. 1.0)

「JARL改革集団」の主張(公約)

JARL6策

<<3つの未来>>
① アマチュア無線による社会貢献を推進します。
② 次世代を育成します。
③ アマチュア無線の規制緩和に尽力します。

<<3つの約束>>
① 温かく血の通った人間味のある連盟運営を実施します。
② JARLを次の世代につなぎます。
③ ルールを守った連盟運営と可視化を実施します。

 

私たち一般社団法人日本アマチュア無線連盟理事7名は、2019年6月のJARL社員総会以降、志を同じくするJARL社員・正員の皆さんとともに、一貫して、何が会員の皆様にとって最善であるか、どうすれば会員の皆様が納得できる連盟運営ができるのか、アマチュア無線界の将来のために連盟は何をなすべきかを常に考え、意見を発信し、行動してまいりました。

この度、私たち理事7名は、「JARL改革集団」として再出発し、令和2年4月に行われる第5回JARL選挙までに募る新たな同志(社員及び理事)とともに、選挙を経て現体制の変更を目指します。

令和2年4月の選挙の後、あと理事が2名、私たちの仲間に加わってくだされば、現体制を大きく変更することができ、JARLの新しい姿をお見せできるのです。

選挙の後は、更に活発な活動を行い、JARLが将来にわたって存続し、会員の皆さんとアマチュア無線界のために貢献・発展できるように頑張ってまいります。具体的には、以下に掲げた施策を推進し実施することにより、会員の皆様がJARLに加盟することを誇りに感じられるよう、JARLを生まれ変わらせます。

来る令和2年度第5回JARL通常選挙の結果、現体制を変更することが出来ましたならば、私たちは一致団結し、会員の皆さんと力を合わせ、迅速に次の施策を実行することをお約束致します。

JARL6策

<<3つの未来>>

① アマチュア無線による社会貢献を推進します。

アマチュア無線は、長年、通信を用いた意思疎通の訓練、通信技術の開発研究の基礎を担ってきました。先日公表された総務省・電波有効利用成長戦略懇談会の「追加提言(案)」において、アマチュア無線を活用したIoT人材の育成が提言されるなど、改めて、アマチュア無線に対する期待が高まって来ています。そこで、私たちは、アマチュア無線による社会貢献を推進し、アマチュア無線の社会的な地位を向上させるために、以下の具体的な施策を推し進めます。

  •  この度導入される、ARISSスクールコンタクトに限らない「資格を持たない人による運用体験」制度を積極的に活用し、アマチュア無線の資格を持たない人がアマチュア無線に触れる機会を組織的・継続的に実施する仕組みを作り、IoT人材の育成に貢献します。
  •  各地ですでに準備されている災害時の情報伝達体制を支援するとともに、未整備の地域における体制作りを積極的に推進します。
  •  全国規模或いは地域において実施される各種行事、イベント等に積極的に参画し、アマチュア無線の楽しさ、存在価値またその有用性をアピールします。

 

② 次世代を育成します。

私たちは、このすばらしいアマチュア無線という趣味を、次世代につなぐ使命を負っています。そのためには、仕事や子育てが一段落してアマチュア無線の世界に戻ってきたカムバック・ハムや、無線技術に興味を持つ若年層にも積極的にアプローチし、アマチュア無線を継続できる環境を整備することが必要です。そこで、私たちは、以下の具体的な施策を推し進めます。

  •  カムバック・ハムが知識・経験のアップデートをできるように、ウェブサイトや各所でのプレゼンテーション等を通じて、最新の情報を提供します。
  •  大阪府支部が独自に行っている「学校クラブ再興キャンペーン」を全国規模に拡大し、小中高校はもとより、博物館、青少年センター、ボーイ・ガールスカウト等にクラブ局の(再)開設を呼びかけ、支援します。
  •  ニューカマーに特化した屋外イベントやロールコールの実施、登録クラブへの参加のお誘い等、免許を取られた方がアマチュア無線の世界にスムースに入ってこられるための方策を積極的に実施します。
  •  現体制の下で疎遠になった「YOTA JAPAN」との関係を再構築し、積極的に若者を支援します。

 

③ アマチュア無線の規制緩和に尽力します。

私たちは、電波法によるアマチュア無線に関する手続は複雑すぎて、非効率であり、総合通信局の担当部署・アマチュア無線家双方の過重な負担となっており、アマチュア無線の普及・拡大のハードルになっていると考えます。

他方で、ローバンドの開放、「資格を持たない人による運用体験」制度の拡大など、規制緩和の機運が高まってきており、このチャンスを逃すわけにはいきません。

そこで私たちは、アマチュア無線に関する規制の緩和に向けて、以下の施策を進めます。

  •  現体制の下、過去10年以上まともに行われてこなかった総務省・各総合通信局とJARLの意見交換を復活させ、日頃から意思の疎通を図り関係改善を促進します。
  •  IARU及び諸外国のアマチュア無線団体との関係を密にし、連携強化に努め、会員の皆様に向けて迅速に情報を提供します。諸外国の法令や運用に関する研究を進め、相互運用協定締結国の増大や外国での運用の利便性向上等に尽力します。
  •  アマチュア無線に関する制度について、会員を含むアマチュア無線家の皆様の要望や意見を広く、常時、聴取・集約します。それらをもとに要望書をまとめ、総務省・各総合通信局その他の各団体に定期的に提出します。
  •  アマチュア無線に関する制度改革と活性化のため、JARD、JAIA等関連団体と積極的に連携します。

 

<<3つの約束>>

① 温かく血の通った人間味のある連盟運営を実施します。

社員総会では、社員の皆様のご意見に真摯に耳を傾けます。議長は中立であるべきで、議長の勝手な采配や強行採決はしないように要請します。

理事会では、各理事の提案に真剣に取り組みます。現状を変更する議案を正当な理由なくすべて否決するような議事運営は致しません。

地方本部・支部のイベントを積極的に支援し、JARL Web上に見やすい行事一覧を設けます。

会長等の地方行事への参加は、各地方本部・支部のお邪魔にならないよう基本的に控えますが、お役に立てるのであれば実施します。出張経費は予算管理し、予算内に収めます。

会員の皆様に対するアンケートを継続的に実施し、多くのご意見を集約して連盟の運営に反映するとともに、会員の皆様が気軽に要望や意見を述べ、相談が出来るような環境を構築します。

専門的知見と意欲のある会員の皆様が活躍できる場を積極的に設けます。

以上を通じて、組織運営の原則を維持しつつ、その中に人間的な温かみを加味することにより、連盟全体に楽しく和やかな雰囲気を醸成します。

 

② JARLを次の世代につなぎます。

現在約7億円ある内部留保金は、その一部を「(仮)次世代育成基金」に組み換え、次世代育成事業に有効活用します。

内部留保金が年間数千万円もの赤字の補填に浪費されている現状を改めるため、会員の皆様のご意見を伺いながら非効率・不合理な事業を大胆に見直し、効率的な財政運営を行います。

現状の支出を前提とした、闇雲な会員増強策は行いません。

予算及び決算は、明細も含めわかりやすく公開し、不明瞭会計をなくします。

 

③ ルールを守った連盟運営と可視化を実施します。

残念ながら、現体制のもとでは、関係法規・定款・規則を遵守した運営が行われているとは言えません。私たちは、これを、関係法規・定款・規則を遵守し、規程に則った連盟運営にもどします。

また、現在のJARL定款・規則類は、この大きな組織を律するには十分とは言えません。専門家の力を借りて規則類を大胆に見直し、社員総会に於ける定款の改正、理事会に於ける規則等の改正を実行します。

さらに、連盟運営の可視化を推進致します。

社員総会につきましては、オンラインによるリアルタイム配信を実行するとともに、速記録は数週間以内に作成・公開します。

理事会につきましては、審議の内容と採決の結果を忠実に再現した報告書を作成し、できるだけ早く公開します。責任の所在を明確にするため、発言及び賛否については、理事の氏名を明らかにします。

委員会は理事会の諮問機関であることを明確にした上で、現在の委員会構成を全面的に刷新し、各分野に精通された委員を広く募集します。各委員会に与える任務を明確にするとともに、理事会に対する定期的な報告と情報の開示を義務付けます。

 

私たちは、以上の施策「JARL6策」を実行することをお約束致します。ご支援をお願い申し上げます。

以上