「バーチャル・ハムフェス2020」ご参加ありがとうございました。

(「バーチャル・ハムフェス2020」実行委員会としての投稿です)

2020年11月1日(日)に開催しました「バーチャル・ハムフェス2020」にご参加下さいまして、誠にありがとうございました。途中、お見苦しい点が多々ございましたが、皆様のあたたかいご支援に支えられて、最後まで走り抜くことができました。厚く御礼申し上げます。

イベント名について

「バーチャル・ハムフェア」ではなく「バーチャル・ハムフェス」としました。

「フェス」の方が響きがクールかな、という思いや、Google検索でヒットしやすいように、という目的も、確かにありました。でも真意は以下にあります。

「フェア(fair)」という単語は、「見本市」という意味を持ちます。商業的な色彩をまとった言葉です。アマチュア無線の祭典「ハムフェア」の正式名称は「アマチュア無線フェスティバル」なのに、いつの間にか「見本市」になってしまったのでしょうか。

翻って、今回のイベントに参加して下さった登壇者・出展者・運営側のみなさんは、すべて、無償のボランティアでした。アマチュア無線家による活動の原点を見るようでした。たぶん、94年前、1926年にJARLが創設された時も、こんな感じだったのではないでしょうか。

今回は、「アマチュア無線フェスティバル」の原点に立ち返り、その省略形である「ハムフェス」の方がふさわしいと考え、このように命名したものです。

ご視聴者の数

Zoomウェビナーに登録して下さった方は626名、そのうち実際にZoom上で見て下さった方(Unique Viewers)は533名でした。米国、韓国、スイス等、日本国外から見て下さった方もいらしたようです。最も視聴者が多かった瞬間の人数(Max Concurrent Views)は、300名でした。

YouTube Liveで見て下さった方(ユニーク視聴者数)は214名でした。最も視聴者が多かった瞬間の人数は、77名でした。

今回のイベントの告知は、ウェブサイトTwitterJARL正常化タイムズ第2号のみで行ないました。Hamlife.jpにはメールでお知らせしましたがお返事もなく、その他のメディアにはご連絡は差し上げませんでした。

それでも、累計750名という、大変多くの方が参加して下さったのは、ひとえに、皆様が口コミで拡散してくださったおかげです。ありがとうございました。

ハムフェスカタログ(サークルカット集)

サークルカットとは、「同人誌即売会に出展する同人サークルが、即売会での頒布内容・ジャンル傾向などをイラストや文字で定型の枠内に記載したもの」です。みなが同じ定型の枠内でいかに出展内容の特色を表現するかが、出展者の腕の見せ所といわれています(ピクシブ百科事典)。

サークルカット集は、当初の計画にはなく、出展者のメーリングリスト上で、同人イベントへの出展経験が豊富なJA1UMW Daisuke氏 (秋葉原無線部)とJJ5ETY 向居拓真氏から提案があり、「QSLカード印刷のアイカラー」さんが、プロの技術を無償提供して、全体のデザインと原稿のとりまとめをして下さったものです。

中には「サークルカットを作るのは初めて」という方もいらっしゃいましたが、それぞれ、個性豊かなカットを作っていらっしゃいました。サークルカットを作るのが難しいとおっしゃった方の分は、JJ5ETY 向居さんが作って下さいました。

こうしてできあがったハムフェスカタログを、改めて見ていただきたいのです。見ているだけで、わくわくしてきませんか?

翻って、JARL主催のハムフェアのパンフレットがお手元にあれば、見返してみて下さい。出展団体のリストはありますが、出展内容の説明はなく、ブース名から想像するしかありません。ウェブサイトやメールアドレスの記載もありません。他方で、出展責任者は、名前だけでなく、住所と電話番号までさらさなければならないのです。PDFによる事前配布もありません。あまりにも時代錯誤ではないでしょうか。

メインステージ

9つの演目全てが、とてもレベルが高く、知的刺激に満ちあふれたものでした。メインステージ直後にお願いしたアンケートで「複数選択させてくれ」「ひとつには絞れない」という声を、数多く頂きました(すみません、Zoom設定者の不慣れで、複数選択の質問に改変する時間的余裕がありませんでした。)。

ご感想は、個々の視聴者のみなさまにお委ねしますが、運営側からひとつだけ言わせて下さい。

アマチュア無線 ✕ 社会貢献
アマチュア無線 ✕ 宇宙
アマチュア無線 ✕ ソフト開発

アマチュア無線 ✕ 山(そしてライブ中継)
アマチュア無線 ✕ イベント運営の喜び(そしてライブ中継)
アマチュア無線 ✕ 技術の探求

アマチュア無線 ✕ ソフト開発
アマチュア無線 ✕ 法律

どれも、アマチュア無線という趣味の広がり、その大きな可能性を感じられる演目では、なかったでしょうか。

アマチュア無線という枠から、一歩踏み出す。
私たちアマチュア無線家は、もっと、いろいろなことができるのではないでしょうか。

それは、大トリを立派に務めてくださった、若い皆さんからの提言につながります。

「きっかけとしての、アマチュア無線」

アイボールミーティング

100人近くの方にご参加頂き、18時30分から23時すぎまで、あれやこれやの話が繰り広げられました。

なお、JARL正常化プロジェクトでは、月1回、同じようにZoomミーティングを使って、どなたでも発言できるフラットなオンライン会合「タウンミーティング」を開催しています。次回開催が決まりましたら、ウェブサイト上でお知らせしますので、お時間の許す限り、ぜひご参加下さい。

クラブ・個人ブース

37個もの、バラエティ豊かなブースがご参加下さいました。

オンライン会議室を設置したブースでは、バーチャル・アイボールが繰り広げられたようです。動画のライブ配信、同人誌・物品のオンライン販売、冊子のPDF無料配布あたりまでは、運営側も想定していましたが、ローソンのコピー機で印刷される「シール」の配布は、予想外でした。

ハムフェスの当日、クラブ・個人ブースを見る時間がなかった方もいらっしゃると思いますが、大丈夫です。クラブ・個人ブースは、お申し出がない限り、残します。今から、どうぞゆっくりとご観覧下さい。

「バーチャル・ハムフェス2020」は、まだまだ続いています。
「ハムフェア・ロス」は、解消されましたでしょうか。

(2020-11-03記 文責:7K1BIB 山内)


以下付録>Zoomウェビナーを運営される方へ

Zoomの料金

Zoomウェビナーをホストするためには、月額2,000円(税込2,200円)の「プロ」アカウントにアップグレードした上で、「ウェビナーアドオン」を購入する必要があります。

プロアカウントの月額料金は、毎月31日で締めるのではなく「入会日から翌月の応当日の前日まで」と計算するようです。今回は2020年10月4日にプロアカウントにアップグレードしたので、”service period”は「2020年10月4日から2020年11月3日まで」となりました。10月に申し込んで11月1日にウェビナーを開催するとすると、2ヶ月分の料金を取られると覚悟していたのですが、1ヶ月分で済みました。

プロアカウントへのアップグレードと同時に、100参加者用のウェビナーアドオンを月額5,400円(税込5,940円)で購入しました。このアドオンの有効期限も「2020年10月4日から2020年11月3日まで」と揃えられていました。その間に設定できるウェビナーの数に上限はないようなので、何度でもリハーサルを行うことができます。ただし、同時に2つのウェビナーを開催することは、別のPCを使ってもできませんでした(「現在進行中のミーティングがあります。新しいミーティングを開始するには、それを終了して下さい。」との警告が出てしまいます。)。

準備を進めるうちに、100参加者では足りないと判断し、2020年10月24日に500参加者用のウェビナーアドオンを追加購入しました。Zoomのウェブサイト上では、500参加者のアドオンは月額18,800円+税(税込20,680円)と表示されるのですが、実際に請求されたのは、6,671円(税込7,338円)だけでした。有効期限は、既存のプロアカウントの有効期限に合わせられるようで、「2020年10月24日から2020年11月3日まで」となっていました。つまり、追加分のアドオンの料金は日割り計算されるようです(6,671円=18,800円/31日✕11日分)。

100参加者用のアドオンに500参加者用のアドオンを追加しても、合算されて600参加者まで同時接続できるようになるわけではないようです(500参加者のままでした)。このあたりのアドオン付与の仕組みはよく分かりません。

ここでいう「参加者」の数は、「登録を受け付けられる人数」ではなく、「ウェビナー当日の同時接続数の上限」を意味するようで、登録受付は、購入したアドオンの「参加者」の数を超えても大丈夫でした。

(ということは、ウェビナーが近づくまでは、100参加者用のウェビナーアドオンだけを購入しておいてリハーサル等をこなし、本番直前に追加アドオンを購入すれば、日割り計算されて安く済ませられるかもしれません?)

「バーチャル・ハムフェス2020」のZoom利用料金(総額15,478円)は、全額、JARL正常化プロジェクトメンバーのカンパで賄いました。

参加者のカテゴリ

Zoomウェビナーでは、以下の3つのカテゴリが用意されています。

ホストすべての操作が可能。
パネリストカメラ・マイクを自分でオン・オフできる。
ホストの許可があれば画面共有等も可能。
視聴者基本的に聞くだけ。
ホストの許可があればマイクがオンになる。自分でオンにはできない。
カメラはオンにならない。

ところが、「パネリスト」は、Zoomウェビナーにログインした途端にいきなりカメラ・マイクがオンになり、視聴者全員にさらされてしまいます。この設計は、今回のように、登壇者が次々と入れ替わるイベントには適しません。

そこで今回は、登壇予定者も含めすべてまずは「視聴者」としてZoomウェビナーにログインしていただき、登壇の時刻になったら「手を上げる」ボタンを押していただくようにしました。そうすると、参加者リストが数百人を超えていても一番上に上がってきますので、ホストの方で、登壇していただく方を「パネリストに昇格」させることにより、「壇上に上がっていただく」ことができます。(このテクニックは、「日本初のオンライン・ハムフェア」第52回東海ハムの祭典をホストされた7L1FFN磯さん(JARL愛知県支部長)に教えていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。)

なお、今回、登壇者を「パネリストに昇格」させようとしても、エラーが表示されてうまくいかないという事象が発生しました(お見苦しかった点をお詫び申し上げます。)。

Zoomウェビナーに登録する方法は、登録ページから各自登録していただく方法の他に、ホスト側でCSVファイルを作り一括登録する方法があります。今回、ホストにおいて、登壇予定者全員のメールアドレスと姓名を入力したCSVファイルを作成して一括登録しておいたのですが、その中で「パネリストに昇格」できた方とできなかった方がいらっしゃいました。「パネリストに昇格」できなかった方には、登録ページから各自登録し直していただいたところ、今度は「パネリストに昇格」させることができました。

この現象については、Zoomのヘルプデスクに問い合わせ中です。安全のために、CSVファイルによる一括登録は使わない方が良さそうです。

YouTube Liveへの同時配信

もっとも苦労したところですので、忘れないようにメモしておきます。あくまで参考です。何度もリハーサルされることをおすすめします。

Zoomウェビナー側の下準備

・Zoomトップページの「マイアカウント」をクリック
→管理者下の「アカウント管理」
→「ウェビナー設定」
→「ウェビナー設定内」の「編集」をクリック
→「カスタムライブストリーム配信サービス」にチェック。

YouTube Live側の設定

・まず1回、YouTube単独でLive配信ができるかテスト。

・YouTubeの「ホーム画面」右上の「カメラの中に+が書いてあるアイコン(作成アイコン)」をクリック
→「ライブ配信を開始」を選択
→「YouTube Studio」が開くので、右上の「ライブ配信をスケジュール設定」を押す
→「新しいエンコーダ配信」でタイトル等を入力し「エンコーダ配信を作成」を押す
→できあがった「配信予定」内のアイテムのタイトルをクリックし、以下の3点を確認しておく。
 ・YouTube Studioの「ストリームURL」
 ・YouTube Studioの「ストリームキー」
 ・YouTube Studioの右上にある矢印アイコンを押すと開く「ライブ配信の共有」窓の下に「動画リンク」があること

配信当日

・YouTube Studioの「配信予定」内のアイテムを開いておく。←①

・Zoomウェビナーを「開始」
→Zoom画面右下の「詳細」
→「カスタムライブストリーム配信サービスにてライブ中」を選択
→「Zoom ウェビナーをカスタムサービスにライブストリーム」ページが自動的に開く。
 YouTube Studioの「ストリームURL」をZoomの「ストリームURL」にコピペ
 YouTube Studioの「ストリームキー」をZoomの「ストリームキー」にコピペ
 YouTube Studioの右上にある矢印アイコンを押すと「ライブ配信の共有」窓が開くので、「動画リンク」をコピーし、Zoomの「ライブストリーム配信ページのURL」にペースト
→Go Live!を押す。
→ 「ウェビナーのライブストリームに向けて準備する」と表示され
→自動的にYouTube Liveの配信ページに遷移する

・①のページ(YouTube Studioの「配信予定」内のアイテム)を見る。しばらくすると、YouTube Studioの左上のプレビュー窓に、Zoom画面が表示され、右上に「準備ができました」と表示される。右上「ライブ配信を開始」ボタンをクリック。
→20秒ほどで、YouTube Liveの配信ページでのライブ配信が始まる。

・Zoomで「ウェビナーを開始」する。

・YouTube Liveの配信ページのURLを、ウェブサイトやTwitterで公開する。

配信終了

・YouTube Studioで「ライブ配信を終了」
→YouTube Liveの配信ページでのライブ配信が終了。

・Zoomウェビナーを終了

注意:

・配信終了後、YouTubeの「自分の動画」→「動画を編集」→「ライブ配信」に、配信された動画が自動的に録画されています。必要に応じて「非公開」にしましょう。

・Zoomウェビナーのスケジュールは、終了時刻が経過するまで何度でも再利用できますが、YouTube Liveのスケジュールは使い捨てです。なので、リハーサル等で改めてライブ配信を設定するときは、YouTube Liveのスケジュールを作り直す必要があります。

・Zoomトップページ→「マイアカウント」→「個人」→「ウェビナー」→「詳細」→「ライブストリーム配信」→「サービスを追加」で、あらかじめYouTube Liveの設定(「ストリームURL」等の3項目)を入力しておくこともできますが、YouTube Liveの配信に失敗するとリカバリーにとても苦労するので、この欄は使わない方がよいと思います。

(2020-11-03記 文責:7K1BIB 山内)

“「バーチャル・ハムフェス2020」ご参加ありがとうございました。” への 2 件のフィードバック

  1. このようなイベントを企画・実行されたことに敬意を表します.
    楽しかったです.
    大成功おめでとうございます.

    いいね

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